チェイホーム「7つの家訓」のその後
以前お伝えした本垣内先生の特別授業から約2ヵ月が経ちました。
正直、チェイホームに関わるまで子供の教育や支援活動の経験が無かった僕にとって、一気に10人を越す子供の親になる(という気持ちで接する)というのは簡単なことではありませんでした。
「どうすれば伝わるんだろう」とか「何をしてあげればいいんだろう」などの悩むことの連続で、試行錯誤の中でも明確な答えは出ていませんでした。
そんな中、本垣内先生が示してくださった「7つの家訓(とウチでは勝手に呼んでいます)」。
色々悩む前にまずは人間が人間となるべき軸を作る、そんなとてもシンプルなアドバイスに道が開けた思いでした。
そしてそれを実践してから約2ヵ月、今日は子供達の変化をご報告させてもらいますね(^^)
チェイホーム「7つの家訓」とは
まず変化をご報告する前に、子供達が取り組んでいるのは以下の7つです。
・腰骨を立てる
・挨拶は自分からする
・返事は「ハイっ!」とはっきりする
・先生の言うことを聴く
・靴は揃え、椅子は入れる
・ゴミはゴミ箱に捨てる
・人に優しく、正直に
この7つを「全員が例外なく日々実践すること!」、これが本垣内先生から僕らに与えられたファースト・ミッションなわけですが、果たしてうまくいっているのでしょうか。
初動は上々!上々!?上々…?
結論から言えば、子供たちは本垣内先生の授業を受ける前後で明らかに変わりつつあります。
特に靴を揃えると言う項目に関しては、ほとんどの子が出来るようになっていますし、出来ていない時でも僕が靴を揃え始めるとそれを見ている子供が率先して手伝ってくれるようになりました。
間違いなく子供たちに意図は伝わっています。
ただ「全員が例外なく」と言うことを考えると意識にバラツキがありますし、項目によっては意識をするのが難しいものもあります。
例えば比較的浸透しているなと思うのが「靴を揃える」こと、「挨拶を自分からする」ことなどですが、逆に難しいのが「腰骨を立てる」ことなどです。
今までカンボジアで住んでいて姿勢について誰にも注意されてことは無かったと思いますし、長年染み付いた習慣があり、中々意識が続かないようです。
注意した瞬間は姿勢を正すものの、10分もすれば元に戻る。そんなことを繰り返しています。
そしてさらに難しいのが「人に優しく、正直に」の項目で、これに取り組んでみてわかったのは傍目からみて出来ているかどうかのジャッジが難しく、さらにタイムリーに正してあげることも難しいということです。実はこの「人に優しく、正直に」という家訓は子供たち自身が考えた項目なのですが、意図したかどうかは別として、どうやらラスボス的存在になりそうな良い家訓になったと思います。
そんなこんなで悪戦苦闘しながらではありますが、少なくとも前に向かっている感覚はありますし、何より「一つのことを皆んなで目指す」ということが実は今まで無かったことにも気づかされました。
この家訓がチェイホームの全員に例外なく浸透した時、どんな変化があるのか!?それを僕も楽しみにしながら、引き続き継続していきます。
いつも応援ありがとうございます。