プチュンバン(カンボジアのお盆)が無事終わりました。
カンボジアで2大イベントといえば、ひとつは4月にあるクメールニューイヤーと、もうひとつが今回のプチュンバン(カンボジアのお盆)です。
ここ数年のプノンペンでは、特に若い世代ではクリスマスやバレンタインデーも祝うようになってきたようですが、それらは外国から輸入された文化。やっぱり一番盛り上がるのは独自文化のこの2つのイベントなんですよね。
我らがチェイホームでもその例に漏れず、皆さんの支援のおかげで今年もプチュンバンをお祝いすることができました。
カンボジアのお盆、日本とはここが違う!?
プチュンバンは日本ではお盆にあたるイベントで、日本と同様、この日には先祖が帰ってくると言われているのですが…。日本と違うのは「地獄に落ちた」先祖のみが帰ってくること!僕も初めて知った時は、その驚きの設定にちょっとびっくりしました。だって日本では自分の先祖が「地獄に落ちてるかも」なんて考えませんよね!?
カンボジアのお盆は「地獄に落ちた」先祖が帰ってくるので、上げられたお供え物もその人たちのためのもの。地獄で苦行をこなすご先祖様にとって、プチュンバンは1年で唯一ご馳走が食べられる日。だからお盆を疎かにするとご先祖様に祟られるそうです。
何だそのハードな設定は(笑)!
と、多少の驚きの設定があるプチュンバンですが、それ以外はとても楽しいお祭りです。
午前中にお参りを済ませると、子供達はゲームをしたりご馳走を食べたり、大人たちは夜遅くまでお酒を飲んで楽しみます。特に娯楽の少ない田舎では、大げさではなく年に数回あるとても楽しみなイベントなんです。
今年のチェイホームではカンボジアのカレーを作って、みんなで美味しくいただきました。
このカンボジアのカレー、作るのにとても時間がかかるし、普段はなかなか食べれないので、子供達もみんな大好き!日本のカレーともインドのカレーとも少し趣が違いますが、ココナッツの風味と素材のコク、優しい甘さがとても美味しいカレーなんですよ!
カンボジアに来られたら、ぜひ食べてみてくださいね。
何はともあれ、こうして美味しい料理を食べて、楽しいプチュンバンが過ごせるのも、全ては支援してくれる皆様のおかげです。
子供達よ!しっかり勉強してその恩に報いなければ、きっと地獄に落ちて、美味しい料理はお盆しか食べられなくなっちゃうんだからな(笑)!! ※もちろん冗談です。