代表理事あいさつ

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私はこれまで、海外でのボランティア活動を経験したことも、貧困下で暮らす子どもたちの現状を直接目の当たりにした経験もありませんでした。

「人のためになることがしたい」

私がそう思い始めたきっかけは、日々何気なく観ているテレビを通じ、私の生活とはかけ離れた生活を送る、世界の子どもたちの現状を知ってからです。

  • 日々を生きるため、家族を支えるために学校にも行けず働く子どもたち。
  • 貧困から、親や親戚によって売られてしまう子どもたち。
  • 知識がないゆえに騙され、売春を強要される子どもたち。
  • 周囲や親から、差別、暴力、ネグレクトを受け心を閉ざしてしまう子どもたち。

彼らの現状を知り、ごく自然に「何か自分にできることはないだろうか」そう思うようになりました。

しかし、社会人になってからは自分の生活に精いっぱいで、心の奥に気持ちはあるものの、何もできずにいる自分がいました。30歳の一つの節目を迎える時、これからの人生をどのように進むべきなのか、考える機会がありました。「決して裕福な家庭ではなかったけれど、母が一生懸命働き育ててくれた。辛く苦しい時でも家族や友人、仲間、たくさんの人たちが支えてくれたからこそ、乗り越え、ここまで来れた」本当に心からそう思えました。だからこそ今見えるものがあり、苦境を強いられている、これからを担う彼らが希望を持ち未来に踏み出せたなら、これから産まれてくる子どもたちの未来も、私たちが生きるこれからの未来もともに素敵なものになるのではないかと。

「なら、まずは小さくてもできることから始めよう」

その思いで賛同してくれる仲間とともに、この団体を設立しました。一人の力ではできることは少ないかもしれませんが、その想いがたくさんの方たちとつながり輪になっていくことで、より多くの子どもたちの未来への支援につながるよう、私たちにできることから進んでいきたいと思います。

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